世界を巡る スペシャルコラム

オートミール編

本格オートミール

本格オートミール世界各国を巡って見つけた業務スーパーの誇るたくさんの直輸入アイテム。そのひとつをピックアップし、こだわりや魅力をじっくりとご紹介するスペシャルコラムです。
今回はカナダから届いた人気食材オートミール!美味しさの秘密から、おすすめの食べ方まで、たっぷりご紹介します。



添加物を一切使用せず、
オーツ麦をそのままの形で加工

「原料にほとんど手を加えず〈そのまま〉お届けするというのは、実は一番難しい。」と、開発スタッフは言います。手を加えて、味や形状、色などに、全くのごまかしがきかないから。
だからこそ、品質の違いが出やすいそう。
本格オートミールは、そんな厳しい条件を見事クリア。誇らし気に業務スーパーの棚に並ぶ本格オートミールを手に取り、裏面をそっと確認してみてください。そこには、たったひとつ。「原材料名:えん麦(オーツ麦)」とだけ書かれているはずです。添加物を一切使用せず、カナダの広大な草原で育ったオーツ麦のみを使った、本格オートミール。調理しやすいように、蒸したオーツ麦をロールで平らにする加工方法(ロールドオーツ)を採用。背筋をぴんっと伸ばし、胸を張っておすすめできるから。その名も「本格オートミール」。

世界の「朝食」を支える オートミール

もうすでに、オートミールの魅力をご存じの方もいらっしゃいますよね。でも残念ながらわたしは、「グラノーラ」はよく食べるのですが、「オートミール」は「見かけたことがある程度」。まずは、こんな基本的な質問をしてみました。
「そもそもオートミールって何ですか…?」幼少の頃から海外で過ごしていた開発スタッフは、こう丁寧に教えてくれました。
「オートミールを簡単に説明するなら、オーツ麦と呼ばれる麦を調理しやすく、また食べやすくするために加工したシリアル食品のこと。グラノーラやクッキーの原料として知っている方もいらっしゃるかもしれません。」
ヨーロッパで古くから伝わるオートミールは、今ではアメリカで〈家庭の味〉と言われるほど、世界各国の朝食を支える存在になっているそう。



食の原点自然が育む恩恵を身体へ

〈オートミール〉が、日本で注目を集めるようになったのは、短時間で調理できることや、原料のオーツ麦がもつ栄養価の高さと食物繊維が豊富に含まれていることからだとか。
海外のセレブが愛用していることなどが知られるようになると、健康や美容に気を使っている人々の間で、ゆっくりと時間をかけて〈オーツ麦〉が注目されるように。そうすると、古くから伝わる〈オーツ麦〉を食べやすく加工した〈オートミール〉が、光を浴びるように。その光は、〈オートミール〉に留まることなく、〈オートミール〉をベースとしたさまざまな食品をも照らすことに。
日本のTV-CMでも流れるようになった〈グラノーラ〉、ナッツやドライフルーツなどを加えた〈ミューズリー〉など多種多様です。白米、麦ご飯などを代表するように穀物を主食にしてきた日本人が一度見失いかけた、「穀物の恩恵をそのまま摂取する」という、食の原点が海外から形を変えて日本で再び息を吹き返しています。

〈オーツ麦〉を原料とする主なシリアル食品



最もシンプルな加工で仕上げられる。脱穀し、砕いたり蒸して平たく押しつぶして、調理しやすいように加工したもの。加工工程の違いで数多くの種類が存在する。



オートミールをベースに、数種類の穀物、ドライフルーツやナッツを混ぜ合わせたもの。基本的には味付けがされていない。



オートミールをベースに、数種類の穀物、ドライフルーツやナッツを混ぜ合わせ、メープルシロップやはちみつ、オリーブオイルなどを加えオーブンで焼き上げたもの。

オートミールを「白米」に置き換えて考えてみると、ミューズリーは炊かなくても食べられるよう加工した「五穀米」。グラノーラは、昔ながらのお米のお菓子「ポン菓子」といったところでしょうか。

「諸外国で最も定番とされている食べ方は、朝食に牛乳やお湯で軽く煮て粥(かゆ)状にし、そのまま食べる。もしくは、メープルシロップやジャムなどで味をつけて食べる方法です。日本でいう<白ご飯>、中国でいう<お粥(かゆ)>といったところです。」
「シリアル食品」といっても、多くの人が一般的に想像する「牛乳を注いでサクサク食べる」フレークとは、大きく違うようです。 ナッツやドライフルーツを自分好みでトッピングしたり、オートミールを茹でた後にミキサーにかけてシェイクしたものを朝食にする人もいるんだとか。イギリスでは、大手ファーストフードのメニューにも、ロンドンにはオートミール専門のカフェまであるほど、各国では人々の日常に根付いた食文化だと教えてくれました。
なるほど。「Oats(オーツ麦)」の「Meal(食事)」。つまり、世界では「オートミール」は主食の1つとして愛されているんですね。

開発スタッフおすすめの食べ方は、牛乳ではなくお湯で煮る〈お粥(かゆ)風オートミール〉。穀物を甘く煮て食べる文化が少ない日本人にっとって、白米を〈オートミール〉に置き換える料理方法は日常に取り込みやすいのではないでしょうか。
実は、この開発スタッフも甘い味付けのオートミールが苦手だったそう。それでも、白米には100gあたり約0.3gしか含まれない食物繊維が(日本食品標準成分表2020年版(八訂)による)、このオートミールだと10gも摂取できるとあって、レシピの試行錯誤を重ねた結果、梅干しや塩昆布を付け合わせにすると、「食べなれた美味しさ」を感じることを発見。それ以外にも、定番のクッキーやシリアルバー、流行りのグラノーラバーだって、発想ひとつで無限のレシピとオーツ麦の恩恵を。


「本格」そして「本物」 10年目での逸品

開発スタッフはなんと、今から約10年も前からこの「オートミール」を探し続けていたと言います。
「諸外国では、朝食の定番かつ、代表でもあるような食品。それは身体にとって素晴らしいものだと世界の人々が知っているから。その素晴らしい食品を、皆さまの〈日常〉に〈食卓〉に、届けたいという想いがずっとありました。」
オーツ麦は生の粒ではとても硬く、煮るのにも時間がかかるうえに、そのままだと消化のよくない穀物。それでも、古来から人々は、その穀物には身体をつくる高い栄養が蓄えられていることを知っていました。そこで、手を加えることでオーツ麦の恩恵を摂取できるように考えられたのが、「オートミール」。
「オートミールの魅力が日本にも浸透してきた今、10年温め続けた開発に着手。何年もの間に培われてきたメーカーとの信頼関係が決め手でした。素材そのままを加工するシンプルな工程の食材だからこそ、品質や価格に納得できる商品をお届けしたい。そんな信念を抱き続けた10年間。その想いを全て注ぎこんだ最高のオートミールを業務スーパーに届けることができたと思います。」
「本格」を商品の名前にする自信。それは、長い年月と熱い想いに裏付けされた確かなものでした。

原料のオーツ麦は、
マニトバ州に位置する360度見回しても山ひとつ見ることができないほどの
広大な温帯草原地帯で大切に育てられれています。
〈Fine Foods of the Earth〉をスローガンとする
〈Dan - D Foods〉から
あなたの日常に世界で愛される朝食を。

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